屋久島の超本格トレイルコース

先日、1人で屋久島のトレイルコースにアタックしてきました。

シーズン始まりの平日だったということもあり、人が少なかったため思いっきり走ってきました。

そこらの山ではなかなか味わえないようなアドベンチャーなコースだったのでレポートにまとめてみます。

0.コース概要

コース :荒川登山口~縄文杉宮之浦岳~花之江河~屋久杉ランド
レベル :中級者以上
走行距離:45km(水平31km)
累積標高:2500m
所要時間:10~11時間

※目標:15:10屋久杉ランド発の最終バスに乗ること。

 

1.荒川登山口~縄文杉

まずはスタート地点である荒川登山口まで向かいます。
3月以降はマイカー規制があり、屋久杉自然館から専用バスに乗り継ぐ必要があります。
もっとも早いバスで朝5時出発です。
これに合わせて屋久杉自然館に行くには、路線バスだと間に合わないのでレンタカーで行くことがおすすめです。
ロングトレイルになるので、この始発バスに乗れるように頑張りましょう!

5:00 屋久杉自然館出発
5:30 荒川登山口着
5:40 準備して出発

荒川登山口で、最後のスタート準備やトイレを済ませて出発です。
ツアーの方が多いので、とにかく早く準備をして最初にスタートをしましょう。

縄文杉までは大半がトロッコの線路道です。


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夜明け前は真っ暗ですが、ほぼ一本道なので、ロストする心配はありません。
途中で2箇所ほど分かれ道もありましたが、「縄文杉」の案内にそって行けば問題ないです。

私は土砂降りの中を走ったため、なかなかスピードに乗れず・・・。
幻想的な風景が続いていたので、写真を撮りながら、のんびり走りました。

7:10 ウィルソン株に着
7:25 写真・動画撮影、小休止をしてウィルソン株を出発

ここはハートのかたちに見える切り株で有名なところです。


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あとで振り返れば、ここは少し休憩が長すぎた。
ただでさえ、タイムロスをしていたので、もう少し巻くべきです。
このタイムは結構参考になると思います。

ここから1時間程度、登り続ければ縄文杉です。
最後の最後まで整備されていて、歩くにはまったく問題なしです。

8:30 縄文杉到着
思いの外、遠くからしか縄文杉を拝むことができず、ちょっと寂しかったですが、
その存在感は圧巻でした。
なんという幻想的な風景でしょう。
世界中から観光客がこぞって来る理由がわかります。


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2.縄文杉宮之浦岳

8:45 軽食を食べ、縄文杉を出発

ここからは徐々に舗装もそこそこの道になります。
標高は1,100m→1,900mまで一気に駆け上がるので、ずっと登り基調です。

とはいえ、目印(ピンクのテープ)はかなり細かく設置されているので、
道に迷うことはないと思います。

登り続け、1,700mくらいの地点で森林限界を迎えます。


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私が登った日は、暴風雨だったため、遮るものがなくダイレクトに肌身を直撃。
初めて暴風雨の天候で森林限界を越えたので、これには衝撃でした。
逃げ道がないとはまさにこのこと。

とにかく進むしかないので、一歩一歩登り続けます。
途中で一瞬晴れ間が見える等、変わりやすい天気でしたが、山頂に着く頃には
ピークに荒れ始め、その後はそれをキープという最悪のコンディション。

10:30 宮之浦岳着、休憩無しで出発


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ここまでは自分でイメージしていた計画通りの時間で順調。
トライする方もこの時間は参考にしていただいていいと思います。
※後述しますが、悪天候の場合はこの後がしんどいのでもう少し早めの到着が理想。


3.宮之浦岳~花之江河

宮之浦岳山頂は、とにかく暴風雨が辛かったので、エビデンスだけ押さえて、すぐに出発。
早く森林限界の下まで行こうという気持ちがありました。
しかし、そんな思いとは裏腹に、まったく下りません。
1,700m以上の標高を3km程度キープ。

晴れていたら、比較的走れたと思います。
道の整備具合も縄文杉から宮之浦岳と同じ程度のそこそこ感。

途中で休憩できる余裕もほぼなかったです。


4.花之江河~屋久杉ランド

この道が何よりもしんどい。
悪天候時は花之江河から淀川口へ下ることを推奨します。

これまでに比べて道の整備は行き届いていない。
もちろん、普通に歩けるレベルですが、当日はもはやすべて小川と化していました。
まだ足に余裕はありましたが、走れたのは3割くらい。

特に途中の川渡りは地獄でした。
氾濫した川を渡るという、一番死亡率が高いやつ。
正直、本来は引き返すべきだと思います。
これが何よりも悪天候時にこの道を通ることをオススメしない理由です。

石原小屋の先にその難所がありますので、悪天候時は本当に気をつけて下さい。

僕は本当に運がよく、無理して渡り切ることができました。
そこからもずっと小川のような道を進みます。

細かいアップダウンが続き、標高は1,600m程度をキープします。
それが10kmくらい続きます。

10km程度いくと屋久杉ランドが見えてきます。
屋久杉ランドに入ると、案内板があるので、それにそって進めば大丈夫です。
屋久杉ランドも150分コースは比較的未舗装路が多いです。

とはいえ、目印は終始、わかりやすいところにあったので、
ほとんどロストせずにゴールすることができました。
目印はありましたが、不安になって途中で何度も地図は見ましたが、目印のとおりでした。

本当に登山者のことを理解された道案内で助かりました。
これでギリギリ最終バスに間に合うことができます。

20170416_高尾山練習(初心者向け)

先日紹介したコースの一部を早速、練習を実施してきました。
今回はコース紹介でも記載したように、初心者向け。

距離は10kmで、アップダウンも少ないので、のんびり走れば誰でも行けると思います。
そんな練習の報告です。

これから高尾山で練習しようとしている人の参考になればと思います。

 

■日時
4/16(日)9:00~12:30

 

■コース

高尾山口駅~高尾山~小仏城山~高尾山口駅

 

■行程
09:00 高尾山口駅集合
09:20 ロッカー(300円)に荷物を預け、いざ6号路で出発
10:10 高尾山を登頂、記念撮影後すぐに小仏城山へ
10:45 一丁平で小休憩をはさみ、小仏城山を登頂
11:00 持参のおにぎりを食べて、Uターン
11:45 高尾山の山頂手前へ
12:30 稲荷山コースから下山
12:45 温泉(1,000円)へGo!

 

■人数
5名(初トレイル1名)

 

とても桜がキレイで、華やかな練習になりました。 

都心では4月8日前後が満開でしたが、高尾山では4月16日が満開でした。

だいたい1週間遅れと覚えておくと、来年以降も活用できるかもしれないですね。

特に桜がキレイだったのは高尾山と小仏城山の間です。

一丁平からその先にかけてはピンクがとてもきれいでした。


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今週もまだギリギリ間に合うかもしれません。

お花見のタイミングを逃した人はぜひトライしてみて下さい。

初心者に最適!高尾山~景信山のおすすめトレランコース

言わずと知れた高尾山。

観光地として有名なため、非常に整備が行き届いた登山道になっています。

そのためルートによっては、トレランとしては単調すぎると思われてしまうと思います。

 

そこで高尾山の中でも、ちょっと冒険心あふれる楽しいトレランコースをご紹介します。

 

0.コース概要

コース :高尾山~小仏城山~景信山(往復)

レベル :初心者向け

走行距離:16km

所要時間:4~5時間(ゆっくりめで)

補給地点:各山の山頂(高尾山のみ水は無料)

1.高尾山口駅~高尾山(約3.5km)

高尾山口駅から、高尾山に登る場合、登山口は3つあります。

・1号路:ケーブルカーの手前の右手

・6号路:ケーブルカー沿いに登った左手

・稲荷山コース:ケーブルカーの改札のすぐ向かい

 

登りのオススメは断然6号路!

もっとも自然豊かなコースです。

渓流沿いにずっと登っていき、途中では沢登りも体験できます。

 

但し、道幅が狭いため、登山者の迷惑にかからないようにスピードは抑えめで。

下りでこのルートを通ることは推奨しません。

2.高尾山から小仏城山へ(約2.5km)

高尾山山頂から小仏城山にいくには、小仏城山方面の階段を下り、迷わず右手のコースを選びましょう。

シンプルな下りコースで、とても走りやすいです。

初心者の足慣らしにちょうどよい道のりです。

 

1kmくらい下ると、本道と合流します。

合流後、またすぐ右手に行きます。

狭いですが、獣道のような冒険心をくすぶるコースです。

これを越えると一丁平に到着します。 

 

小仏城山に向かう時には、分かれ道で右手の脇道に行くと、ディープなトレイルを堪能できます。

注意点は、最後の分かれ道は道標を見て、左の階段を登ること。

この階段を登らないと小仏城山には付きません。(巻道となり、景信山に直行します。) 

 

そして小仏城山についたら、小休憩。

ここの小屋の料理はすごく美味しい!

ただ帰りまで我慢です。 

3.小仏城山から景信山へ(約2km)

この区間は、とてもワイルドなコースが続きます。

登りも下りもやや難易度が上がって、トレランの魅力が伝わるコースです。

ここで登り下りのテクニックが少し学べると良いですね。

 

分岐は1箇所です。

小仏峠(たぬきの置物があるところ)で、左右に抜けるルートと直進するルートがあります。

見るからに激登りですが、直進しましょう。

 

特に登りは急勾配で、初めての人にはかなりハードに感じるでしょう。

右手の景色が開けてきたらゴールまでもう少しです!

 

最後にもっともしんどい登りが待っていますが、それを登りきればゴール!

天気が良ければ富士山から、都心の方まで見渡せる絶景が待っています♪

4.景信山から高尾山口へ(8km)

帰りも同じルートで戻ります。

そして小仏城山で絶品グルメを堪能しましょう。

この小屋は山価格ではなく、非常に良心的なので、本当に有り難い。

 

冬のオススメは、なめこ汁!(250円)

特大のなめこが入っていて、程よい塩分が体中に染み渡ります。

特に走った後なら、感動する美味しさです。

 

そして夏ならかき氷!

中でもオススメは、いちごミルクor抹茶宇治金時(600円)

特大のかき氷はおじちゃんが1つ1つ、熟練のテクニックで山盛りにしてくれます。

1人では食べきれないほどのボリュームで、2~3人でシェアすることをオススメします。

(僕は1人で食べますが笑)

このかき氷は、シロップを別でくれるのが有り難い。

シロップをかけて、食べて、シロップをかけて、食べてを繰り返せるので、

巨大かき氷特有の味の濃淡がなく、均一に食べられます。

 
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美味しいグルメで体力が回復したら、最後の力を振り絞って後半戦です。

行きに来た道をずっと戻ります。

 

そして高尾山へ続く最後の階段には登らず、右手の細い脇道へ行きましょう!

そうすると、稲荷山コースに出ます。

 

稲荷山コースは、自然豊か+道幅が比較的広いのが特徴で、比較的走りやすい。

(6号路は道が細いため、下りでも走るのは控えるべきです)

 

最後に長い階段を下ったらゴール!

お疲れ様でした。

月1回以上は高尾山に通う僕がおすすめするベストコースです。

ぜひ試しにこのルートで走ってみてください。

きっとトレランが好きになりますよ♪


※高尾山は大型連休、桜・紅葉の時期は非常に混みますのでご留意を。

トレランによる成長効果(心身のつながり)

僕はトレランが本当に好きで、それだけでこの2年間ずっと続けてきました。
特に何かを狙っているわけではなく、できるだけ遠くへ、できるだけ速くということだけを目標に。
その結果、仕事でも成長できているのではないかと思えるようになってきました。

 

少し哲学的な話ですが、そんな心身のつながりについて書いてみます。


自分への挑戦がクセづく

トレランは苦しい時間は長く感じるし、幸せな時間は一瞬で過ぎていく。
登りきったら絶景が待っていて、下りにつながり、下ったあとにはまた登りが待っている。
これってなんだか人生とも似てるなぁと思うわけです。

 

辛い登りを頑張れば、ちゃんとそれが成果になり、素晴らしい景色を見ることができる。
でもまた次の新しい絶景を見に行くには、その成果を捨てるように駆け出し、また新たな登りに挑戦をする。

この感覚はトレランをやってる人なら、なんとなくわかっていただけるのではないでしょうか。

 

だから僕はいつも登り坂を山からの挑戦状だと思っています。

「お前にはこの壁を越えられるか!?」
という声が聞こえてくるのです。

それに対して越えてやるよ!(1人だとたまに声にも出る笑)って頑張る。

 

これは仕事の時の自問自答に近いと思っています。
これで満足か?納品してよいか?もっとできるだろって。

仕事でも、そうやって自分の限界を常に突破しようと、無意識に前のめりになります。

トレランを始めて、それが仕事とリンクするようになって、それからは仕事のこだわりが強くなりました。


集中の範囲

トレランでは下りの時に異様なアドレナリンとともに、集中力が飛躍的に高まります。

平地より速いスピードで、細く、障害物の多い道を走るのは、非常に困難です。
しかも、少しでも踏み外したら転ぶかもしれない、崖から落ちるかもしれないという恐怖も加わります。
そのため、否が応でも集中しないといけない環境になるわけです。

 

トレランを始めた当初は恐怖もあり、スピードを落とさず走る方法もわからず、普通の集中程度しかできていなかったように思います。

 

しかし徐々に慣れてくると、そのスリルと自分の可能性に胸が高鳴り、スピードは上がっているのに、周りが鮮明に見える瞬間が訪れるのです!

スポーツ選手が使う「ゾーン」に近いかもしれません。
ランニングハイとはまた違った感覚。

 

こうなってくると、もはや風になったような気になります。

森を吹き下る風となり、なんとも心地よい感覚に陶酔しているのです。
社会人になってからゾーンを感じたことなんてなかったので、感動すらありました。

 

そしてそんなトレイルを毎週続けていると、仕事でも少しずつ集中力の仕方に変化が出てきました。

 

今まで集中しているときは一心不乱で、一つの業務に没頭していたのですが、
最近は集中しながらも周りに気を配れるようになってきたのです。
集中の範囲が拡大したと思っています。

 

マルチタスクになっても抜け漏れが減り、脳が広範囲に使えている感覚です。

まだまだ成長していくつもりなので、この先にどんな世界が待っているか、ワクワクしている次第です。

 

さいごに

トレイルランニングは、心身ともに鍛えるのに最適なスポーツだと思います。
これからもコツコツを成長していきたいと思います。

【振り返り】大会_20170402_高水山トレイル


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前回のブログで、高水山トレイルに臨むにあたり課題を2つ挙げました。

  1. 保守的なレース展開
  2. 前半の渋滞


この2つをすごく意識して、昨日の大会は走り抜けました。

1年ぶりに走ってみて、その他にも重要だと思い、意識したポイントを5点ご紹介したいと思います。


来年以降に参加される方の参考になれば幸いです。


1.スタート位置

課題として挙げた2つを解決するには、前半でどれだけ飛ばせるかが重要でした。

特に渋滞になりやすいポイントは、2箇所あって、スタート直後の長い階段と、10km地点

(たぶん水平距離で7kmくらい)の峠の激登りです。


最初の渋滞ポイントを避けるためには出来る限りスタートで前の位置を確保しなければなりません。

スタート20分前になると、前の方は入れなくなるので、20分以上前にスタート地点につきましょう。

私は25分前で、15列目でした。(もっと前にも行けたけど、ビビってこのへん)


この大会はハセツネ30kと同日程で行われることから、すごく速いランナーは少なく、前の方でもスピードに圧倒されることはなかったです。

むしろそんなに速くない人も前にいたので、もっと前でよかったと後悔したくらいです。

 

2.スタート後の500mダッシュ

ポイント1でも書きましたが、スタート直後に長い階段があります。

スタートしてから、500m程度。

この階段までは道幅もそれなりにあり5人くらいは横並びで走れますが、階段は2列が限界です。

さらになかなかの勾配なので、一気にペースダウンします。

そこでこの500mでどこまでツッコめるかが大事です。

(階段に自信がない場合は、後ろの人の迷惑になるので、良識の範囲内で笑)


階段でポジションが取れなくても、そのあと2kmくらいはなだらかな広めの道が続くので、そこで再度ポジションを上げていきましょう!

 

3.5km地点の名物おじちゃんの声で現状順位を確認

スタートから5km地点にやや勾配の急な登りがあり、その一番上に名物おじちゃんがいます(勝手に名付けた)

毎年大声で、現時点の順位とタイムを教えてくれます。

そのあと数キロで第二の渋滞ポイントがあるので、ここで現状を確認することはとても重要です。

本当に有り難い。


昨日の僕は、タイム30分ちょうど、順位63位でした。

そこから少し順位を落としたものの、おそらく70番くらいで峠をむかえることができたと思います。

その結果渋滞はほぼなし。

これで問題と思われる箇所を2つクリアすることができました。

 

4.後半の激登りは気合で

このコースでは、激登りが前半に1箇所、後半に1箇所の計2箇所あります。

特に後半がしんどかった。

前半で飛ばすと決めていたので、すでにふくらはぎと太腿が痙攣していました。

その状態で激登りがあるので、なんとか攣らないように、登っていきます。

少しでも変な筋肉の使い方をしたら、攣ってしまうというギリギリの状態の登り。

この状態で走り続けるテクニックは昨年の斑尾トレイルで身につけた笑


だから前半飛ばしたらここは気合で乗り切るしかないと思っています。


5.エイドステーションの未充足は自分で補う

大会の運営者に苦言を呈すようで大変申し訳ないですが、エイドがイケてません。

(どこかが土砂崩れになり、運搬できないという理由もありますが。)

30kにはエイドステーションは全部で3箇所ありました。


1箇所目:水と飴

2箇所目:水と氷砂糖

3箇所目:水と飴とバナナ


そのため塩分と栄養補給はほとんど期待できないです。

しっかり持参しないと後悔することになるので気をつけましょう。


ちなみに昨日の僕は以下を使いました。

・メダリストのジェル:2個

・塩サプリ:3個

アミノバイタル:1個


さいごに

以上の5つを意識して走ったら、タイムはかなり短縮することができました。

と言っても、そんなに速くないので、始めたばかりの人の参考になるようなアドバイスだと思っています。

(ここまで読んでくれた速い人ごめんなさい。)


2015年 3:56;26

2016年 4:05:36

2017年 3:16:27


今年の成長ぶりは、体力や筋力だけではなく知識からしっかり戦略を立てられたことが大きいと思っています。

体力や筋力は一朝一夕には成長させられませんが、知識はすぐにインプットできます。


だから2018年以降の高水山トレイルの大会前に、このブログを見てくれた人の活躍を後押しできたらなぁと思って書きました。


さて次はどんな大会に出ようかな♪

【事前】大会_20170402_高水山トレイル

今日は高水山トレイル@青梅

今年で3年連続となる出走です。


実は1年目より2年目の方がタイムが落ちてしまった大会なのです。それ以来この大会には毎回出ようと思っていて、毎年の自分の成長を試す機会。


だから、今日は一昨年の自分に挑戦する!
そこで、この2年で自分がタイムを落としてしまった理由を整理しようと思う。


1.保守的なレース展開

1年目はビギナーズラックもあり、とりあえず前半からツッコむようなレース展開だった。だから後半は足がつるくらい辛くて、本当にしんどい大会だったという印象がある。


そこで2年目は、前半はツッコミすぎず、後半に少し体力を温存する走り方に変えた。

結果、どっちにしてもキツくて、後半もペースが上げ切れずタイムロス。

コースを知ってるというのは、逆に怖いと思った。
たぶん30歳をすぎると独立が怖くなるのと同じ原理。


この大会の特徴として、折り返し後も、そこまで下り基調にはならない点があげられる。

それがわかってると、やっぱり体力を温存しておきたくなる。


3年目となる今回は、そのビビリな自分にどれだけムチを打って追い込めるかが鍵になると思っている。

 

2.前半の渋滞

スタートから10キロ地点くらいのところで、すごい渋滞が発生する

この大会一番の難所。


1年目は前半飛ばしたおかげで、やや渋滞してるなーくらいの感覚だったけど、2年目はどハマりした。

ここで15分以上はロスしたのではなかろうか。


だから上位集団と、あの激登りを越えられるか不安だけど、今年はそこまでが特に勝負になると思っている。

スタート後数キロは道幅が広いので、しっかりそこでスピードをキープして、なんとか高順位を。

 

さて、もう間もなく、大会スタート!

わくわく(^o^)

トレランで下りを気持ちよく走る6つのポイント

僕は、上りがとにかく苦手で、下りが大好きなタイプ。
上位を狙うには上りをもっとトレーニングする必要があると思っているけど、
下りだけで言えば、上位10%に入れるくらいのスピードはあると思います。
 
今回はその下りで意識していることをできるだけ体系的にまとめてみます。
もともと頭で理解したことを、実践で活かすタイプなので、これから記述する内容は、
どこかの雑誌や本で書かれていたこと、上級者に教わったことがほとんどです。。
 
そんなソースがまったく異なる情報から、自分にしっくりきたものを厳選ピックアップ!
できなければいけない基本から、知って得する応用テクニックまで。
 

1.歩幅を狭く

トレランの基本中の基本です。
歩幅を広くしたほうがスピードが出るのでは?と思われる方もいるかもしれないので、
歩幅を狭くすることのメリットを列挙してみよう。
この理由から理解することで、記憶にも残りやすくなるはず。
歩幅を狭くすることのメリット
  • 突然の障害やカーブにも対応できる
  • 1歩1歩の高低差も狭くなるため、膝への負担が軽減される
  • 接地時間が短くなり、膝への負担が軽減される
下りの走り方を間違えるととにかく膝への負担が大きくなります。
なるべく負担をかけない走り方を覚えていきましょう!
 

2.直線的に下りない

これは個人的に一番意識していて、スピードを維持する上では一番テクニカルな要素だと思っています
直線的に下りる方法は、ブレーキをかける時に、もろに膝に負担がかかってしまいます。
大腿四頭筋(前もも)もたくさん消費してしまうので、本当のパワープレイヤーではないと厳しいでしょう。
 
そこでオススメしたいのは、スキーのように斜めに下る方法
身体ごと斜めに向けてジグザグと下っていきます。
そうすると膝への負担が軽減される他、筋肉を使ったブレーキではなくなるので、筋肉のロスも減ります。
 
また凹凸が多い道では、そのコーナーを蹴るような走り方でスピードを調整しましょう。
木の根や、大きい石、盛り上がった土等を蹴って、方向転換をします。
最小限の力でスピードをコントロールできるので、長距離を走るときには特に有効です。
 
例外として、見通しがよく、緩やかな傾斜のところは別です。
そのような場所は出来る限り直線的にスピードに乗りましょう。
 
 

3.足を重心の真下につく

下りが怖い人は、腰が引けてしまい、重心が後ろになりがちです。
それでも下りはスピードが出るので、足は前についてしまう。
そうすると、全身の重力負荷が、曲がった膝にダイレクトに届いてしまいます。
これも膝にダメージを残す要因になります。
 
そのため、やや前傾姿勢を取り自分の足が重心の真下につくようにコントロールしましょう。
重心の真下にくることで、体全体でその重力負荷を吸収することができるので、負荷が分散します。
 
 

4.腰の位置を高く保つ

マラソンと同じです。
人によって走りやすいフォームは違いますが、唯一速い人に共通しているのは腰の高さ。
常に高い位置をキープ(骨盤が立っている状態)することが重要です。
 
下りのときは、どうしても足元を見てしまうので、
腰が折れて腰も下がりがちですが、スピードを意識した安定的な走りをするには、
腰の高さを意識してみることをオススメします。
 
 

5.親指の付け根を意識する

いわゆるフロントフット、もしくはミドルフットと、内側の筋肉を意識した走りが重要だと思っています。
 
スピードを維持するためには、前重心、ブレーキ最小限が基本です。
そのため、かかとはなるべく使わずに走る方法が推奨されます。
 
また力が外側に逃げてしまうと、ランナー膝の原因ともいわれている膝の外側の靭帯も摩耗してしまうため、内側に力を溜めながら走る方法が有効です。
 
この2つの課題を同時に解決するのが、親指の付け根意識です。
これは比較的意識して走りやすいので、実践でも活用してみてください。
 

6.風になった気持ちで

精神論ですが、ぜひ下りを楽しんでいただきたいと思います。
まるで重力に逆らわずに下に落ちるように。
場所さえ間違えなければ転んだっていいと思います。
(細い道や砂利道等、ダメージが大きそうなところは慎重に笑)
 
転んで泥だらけになって、走りきるというのもトレランの魅力だと思います。
下りはリズムが出てくると、すごく軽快になり、集中力が高まり、アドレナリンが放出されます。
少なくとも僕はいつもそのアドレナリンを感じながら走っています
刃牙でもそんなシーンがありましたね笑)
 
トレランは走ること、結果だけでなく、過程も含めて楽しめるスポーツです。
ぜひ全身で楽しさを味わいながら走ってもらいたいと思います。
 

さいごに

下りは、
  • スピードをいかに殺さずに走る抜けるか
  • スピードを出すことでの負荷をいかに分散させるか
この2つの考え方を同時に意識していかなければなりません。
そのためのテクニックをご紹介しました。
 
そして最後は楽しむことを記述しました。
すべては楽しむためのテクニックです。
ぜひトレラン業界をもっと盛り上げていきたいものです。
今週も早く山に行きたくなってきたーーーー\(^o^)/