トレランによる成長効果(心身のつながり)

僕はトレランが本当に好きで、それだけでこの2年間ずっと続けてきました。
特に何かを狙っているわけではなく、できるだけ遠くへ、できるだけ速くということだけを目標に。
その結果、仕事でも成長できているのではないかと思えるようになってきました。

 

少し哲学的な話ですが、そんな心身のつながりについて書いてみます。


自分への挑戦がクセづく

トレランは苦しい時間は長く感じるし、幸せな時間は一瞬で過ぎていく。
登りきったら絶景が待っていて、下りにつながり、下ったあとにはまた登りが待っている。
これってなんだか人生とも似てるなぁと思うわけです。

 

辛い登りを頑張れば、ちゃんとそれが成果になり、素晴らしい景色を見ることができる。
でもまた次の新しい絶景を見に行くには、その成果を捨てるように駆け出し、また新たな登りに挑戦をする。

この感覚はトレランをやってる人なら、なんとなくわかっていただけるのではないでしょうか。

 

だから僕はいつも登り坂を山からの挑戦状だと思っています。

「お前にはこの壁を越えられるか!?」
という声が聞こえてくるのです。

それに対して越えてやるよ!(1人だとたまに声にも出る笑)って頑張る。

 

これは仕事の時の自問自答に近いと思っています。
これで満足か?納品してよいか?もっとできるだろって。

仕事でも、そうやって自分の限界を常に突破しようと、無意識に前のめりになります。

トレランを始めて、それが仕事とリンクするようになって、それからは仕事のこだわりが強くなりました。


集中の範囲

トレランでは下りの時に異様なアドレナリンとともに、集中力が飛躍的に高まります。

平地より速いスピードで、細く、障害物の多い道を走るのは、非常に困難です。
しかも、少しでも踏み外したら転ぶかもしれない、崖から落ちるかもしれないという恐怖も加わります。
そのため、否が応でも集中しないといけない環境になるわけです。

 

トレランを始めた当初は恐怖もあり、スピードを落とさず走る方法もわからず、普通の集中程度しかできていなかったように思います。

 

しかし徐々に慣れてくると、そのスリルと自分の可能性に胸が高鳴り、スピードは上がっているのに、周りが鮮明に見える瞬間が訪れるのです!

スポーツ選手が使う「ゾーン」に近いかもしれません。
ランニングハイとはまた違った感覚。

 

こうなってくると、もはや風になったような気になります。

森を吹き下る風となり、なんとも心地よい感覚に陶酔しているのです。
社会人になってからゾーンを感じたことなんてなかったので、感動すらありました。

 

そしてそんなトレイルを毎週続けていると、仕事でも少しずつ集中力の仕方に変化が出てきました。

 

今まで集中しているときは一心不乱で、一つの業務に没頭していたのですが、
最近は集中しながらも周りに気を配れるようになってきたのです。
集中の範囲が拡大したと思っています。

 

マルチタスクになっても抜け漏れが減り、脳が広範囲に使えている感覚です。

まだまだ成長していくつもりなので、この先にどんな世界が待っているか、ワクワクしている次第です。

 

さいごに

トレイルランニングは、心身ともに鍛えるのに最適なスポーツだと思います。
これからもコツコツを成長していきたいと思います。